標高または気圧のどちらかを入力するだけで、もう一方の値を自動計算。 hPa・atm・mmHgなど主要単位への換算、標準気温、水の沸点まで一度に確認できます。
標高を入力
代表地点から選ぶ
標高
3,776m
12,388 ft
気圧
634.6hPa
0.626 atm / 476 mmHg
気圧の単位一覧
hPa
634.6
kPa
63.5
atm
0.626
mmHg
476.0
inHg
18.74
bar
0.6
標準気温(ISA)
-9.5℃
水の沸点
87.2℃
海面比
62.6%
高山病リスクの目安(標高3,776m)
高山病の重度のリスクがある高さです。高所順応が必要です
ADVICE
気圧は気象条件によって海面でも1,000hPa前後を中心に変動するため、この計算結果は「国際標準大気(ISA)」に基づく理論値です。登山や気象観測など実務で使う場合は、現地の実測気圧と照らし合わせてご利用ください。
標高と気圧の関係とは?国際標準大気(ISA)モデルの仕組み
標高が上がるほど、上空にある空気の量(重さ)が減るため気圧は低くなります。この関係は国際標準大気(ISA:International Standard Atmosphere)というモデルによって数式化されており、航空・気象・登山などさまざまな分野で標高と気圧の換算に用いられています。
本ツールは、この国際標準大気モデルに基づいて標高から気圧、気圧から標高を双方向に換算できるオンラインツールです。hPa・atm・mmHg・inHgなど主要な気圧単位に対応し、あわせてその標高での標準気温や水の沸点、高山病リスクの目安まで確認できます。
「登山用高度計の気圧設定を確認したい」「富士山山頂の気圧や沸点を知りたい」「気象データの単位をhPaからmmHgに変換したい」といった場面で活用できます。
こんなシーンで便利です
登山や高所ハイキングの事前準備で
登る山の標高から、山頂付近の気圧や気温、水の沸点の目安を事前に把握したい場合に。高山病リスクの目安も合わせて確認できます。
気圧計・高度計付き時計の設定や検証に
登山用の気圧高度計や腕時計の表示が正しいかを、既知の標高と気圧の対応関係から検算したい場合に活用できます。
気象データや航空関連の気圧単位を変換したい時に
天気予報のhPa表記、航空業界で使われるinHg表記、理科の教科書のatm表記など、異なる単位間の気圧の変換に使えます。
自由研究や理科の学習で気圧と標高の関係を調べる時に
標高が上がると気圧・気温・沸点がどのように変化するかを、実際の地名(富士山・エベレストなど)を使って直感的に理解する教材としても活用できます。
使い方は簡単 4ステップ
- 「標高→気圧」または「気圧→標高」のモードを選びます。
- 標高(m・ft)または気圧(hPa・atm・mmHgなど)の数値と単位を入力します。
- 富士山やエベレストなど代表地点のボタンからも簡単に数値を呼び出せます。
- もう一方の値と、標準気温・水の沸点・高山病リスクの目安が自動的に表示されます。
※すべての計算はブラウザ内で完結し、入力した数値がサーバーに送信されることはありません。
ご利用時の注意点
- 本ツールが表示する値は、国際標準大気(ISA)モデルに基づく理論値です。実際の気圧は天候や気温、湿度によって日々変動するため、実測値とは差が生じることがあります。
- 標高11,000mまでは対流圏の計算式、11,000m〜20,000mまでは成層圏下部の計算式を用いています。20,000mを超える極端な高度には対応していません。
- 高山病リスクの目安は一般的な傾向を示す参考情報です。発症には個人差があるため、実際の登山計画や体調管理については専門家にご相談ください。
- 完全無料・安全:入力した数値が外部に送信されることはない、通信が発生しないブラウザ完結型を採用しています。
代表的な地点の標高・気圧・気温・沸点の早見表
国際標準大気(ISA)モデルによる、代表的な地点の標高に対応する気圧などの目安です。
| 地点 | 標高 | 気圧 | 海面比 | 標準気温 | 水の沸点 |
|---|---|---|---|---|---|
| エベレスト山頂 | 8,849m | 314.4hPa | 31.0% | -42.5℃ | 69.4℃ |
| 富士山山頂 | 3,776m | 634.6hPa | 62.6% | -9.5℃ | 87.2℃ |
| 富士山五合目 | 2,305m | 765.3hPa | 75.5% | 0.0℃ | 92.2℃ |
| 上高地 | 1,500m | 845.6hPa | 83.5% | 5.3℃ | 94.9℃ |
| 高尾山山頂 | 599m | 943.3hPa | 93.1% | 11.1℃ | 98.0℃ |
| 海面(基準) | 0m | 1013.3hPa | 100.0% | 15.0℃ | 100.0℃ |
| 死海湖畔 | -430m | 1066.0hPa | 105.2% | 17.8℃ | 101.4℃ |
※標準気温・気圧は国際標準大気(ISA)モデルによる理論値であり、実際の値は気象条件によって変動します。標高は代表的に用いられる公表値を採用しています。
標高と気圧の関係を理解するための基礎知識
気圧がなぜ標高によって変化するのか、計算の背景にある基本的な仕組みを解説します。
結論:気圧は「上空の空気の重さ」で決まる
地上の気圧は、その地点の真上にある空気の柱全体の重さによって決まります。
標高が高くなるほど、頭上にある空気の量(重さ)が少なくなるため、気圧は指数関数的に低下していきます。
このため標高が2倍になっても気圧は単純に半分になるわけではなく、標高が上がるほど気圧の下がり方は緩やかになっていきます。
対流圏と成層圏で計算式が変わる理由
地表から高度約11,000mまでの対流圏では、標高が1,000m上がるごとに気温がおよそ6.5℃下がるという「気温減率」が仮定されています。
一方、高度11,000m〜20,000mの成層圏下部では気温がほぼ一定(約-56.5℃)になるとされており、気圧の下がり方の式も対流圏とは異なる形(指数関数)になります。本ツールはこの2つの層を自動的に判別して計算しています。
標高が上がると水の沸点が下がる理由
水は、水蒸気の圧力が周囲の気圧と釣り合った温度で沸騰します。標高が上がって気圧が下がると、より低い温度で水蒸気の圧力が周囲の気圧に到達するため、沸点が下がります。
富士山の山頂(気圧約63%)では沸点が約87℃まで下がるため、同じ調理時間ではお米やパスタが芯まで火が通りにくくなる、といった影響が実際の登山・キャンプの現場でも知られています。
高山病と気圧の関係:標高が上がるほどリスクが高まる仕組み
空気中の酸素の割合(約20.9%)は標高が変わっても一定ですが、気圧そのものが下がることで、吸い込む空気中に含まれる酸素の絶対量(酸素分圧)が少なくなります。
これが、標高が上がるほど体が取り込める酸素の量が減り、高山病のリスクが高まる主な理由です。一般的に標高2,500m前後からリスクが顕著になるとされています。
よくある失敗と対策
気圧の単位を間違えて全く違う数値だと勘違いする
hPaとmmHg、atmなど単位の桁や意味を混同してしまい、「気圧が異常に高い(低い)」と誤解してしまう失敗です。例えば1気圧は約1013hPaですが、mmHgでは約760、atmでは1.000と表記が大きく異なります。
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実測の気圧と理論値(ISAモデル)の違いを理解せず誤差を疑う
登山用高度計が示す標高と、本ツールなど理論値ベースの計算結果にずれがあり、「計算が間違っている」と誤解してしまうケースです。
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沸点の低下を考慮せず高所での調理時間を通常通りにしてしまう
標高の高い山小屋やキャンプ地で、平地と同じ感覚で米やパスタを茹でてしまい、沸点が下がっているために芯が残ってしまう失敗です。
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高山病のリスクを軽視して急なペースで標高を上げてしまう
標高2,500mを超えるあたりからリスクが高まることを知らず、初日から一気に高標高まで移動してしまい、体調を崩してしまう失敗です。
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よくある質問(FAQ)
Q.標高から気圧はどのように計算していますか
A. 国際標準大気(ISA:International Standard Atmosphere)モデルに基づき計算しています。地表から高度11,000mまでの対流圏では気温が一定の割合(1,000mあたり約6.5℃)で下がっていく前提のバロメトリック方程式を、11,000m〜20,000mの成層圏下部では気温が一定(約-56.5℃)となる前提の指数関数の式を用いています。
Q.気圧から標高への計算(逆算)も可能ですか
A. はい、可能です。「気圧→標高」モードに切り替えて気圧の数値と単位(hPa・atm・mmHgなど)を入力すると、ISAモデルの式を用いて対応する標高を自動的に逆算します。
Q.対応している気圧の単位を教えてください
A. hPa(ヘクトパスカル)、kPa(キロパスカル)、atm(気圧)、mmHg(水銀柱ミリメートル、Torr相当)、inHg(水銀柱インチ)、bar(バール)の6種類に対応しています。天気予報で使われるhPaから、登山用高度計や航空関連で使われるinHgまで幅広くカバーしています。
Q.表示される「標準気温」や「水の沸点」はどのような意味ですか
A. 「標準気温」は、ISAモデルにおけるその標高での平均的な気温の理論値です(実際の気温は天候や季節によって変動します)。「水の沸点」は、その標高での気圧のもとで水が沸騰し始める温度の目安で、標高が上がり気圧が下がるほど沸点は低くなります。富士山山頂(3,776m)では約87℃、エベレスト山頂(8,849m)では約69℃まで下がります。
Q.計算結果はどれくらい正確ですか、実際の気圧とずれることはありますか
A. 本ツールが用いるISAモデルは、あくまで平均的な大気の状態を仮定した理論値です。実際の気圧は、天気(高気圧・低気圧)や気温、湿度によって同じ標高でも日々変動するため、実測値とは数hPa〜数十hPa程度のずれが生じることがあります。正確な現在の気圧を知りたい場合は、気象庁など公的機関が発表する実測データも合わせてご確認ください。
Q.高山病リスクの目安はどのような基準で表示していますか
A. 一般的に高山病のリスクが高まるとされる標高の目安(1,500m未満は通常、1,500〜2,500mで軽い自覚症状が出ることがある、2,500〜3,500mでリスクが高まる、3,500m以上で重度のリスクがある)に基づいた一般的な傾向を表示しています。高山病の発症には個人差が大きいため、あくまで参考情報としてご利用いただき、具体的な体調管理については医師や専門家にご相談ください。
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