映像編集・放送・VFXで使うSMPTEタイムコードを、フレームレートを選ぶだけで 秒や総フレーム数へ相互変換。ドロップフレーム/ノンドロップフレームの両方に対応しています。
フレームレート
フレームレートを切り替えると、同じ総フレーム数のまま表示形式が変わります。実時間を保ったまま別レートに変換したい場合は、下部の「フレームレート換算」をご利用ください。
タイムコード
00:00:10:00
タイムコード
総フレーム数
秒(実時間)
実測fps
29.970
1フレームの長さ
33.37ms
表示形式
ノンドロップ
タイムコードの加減算
タイムコード A
タイムコード B
計算結果
00:01:15:00
2,250フレーム / 75.075秒
フレームレート換算
上部で入力したタイムコードが示す実時間を保ったまま、別のフレームレートで表示した場合のタイムコードを計算します。
変換先のフレームレート
25fps での表示
00:00:10:00
250フレーム(実時間 10.010秒 は共通)
ADVICE
ノンドロップフレームは29.97fpsや59.94fpsのような実測値でも、タイムコードは30や60の整数として数え上げます。長時間の映像では表示上のタイムコードと実時間との間にわずかなズレが生じる点に注意してください。
SMPTEタイムコードとは?秒・フレーム数との変換の仕組み
SMPTEタイムコードは、「時:分:秒:フレーム(HH:MM:SS:FF)」の形式で映像の再生位置を一意に示す、映像編集・放送業界の標準的な時刻表記方式です。フレームレート(1秒あたりのフレーム数)によってフレーム欄の最大値が変わるため、同じ「1分30秒」でも、24fpsと29.97fpsではタイムコードの見た目が異なります。
本ツールは、タイムコード・総フレーム数・秒(実時間)の3つの表記を、フレームレートを選ぶだけで相互に変換できるオンラインツールです。23.976fpsから60fpsまでの主要なフレームレートに対応し、29.97fps・59.94fpsについてはドロップフレーム(DF)・ノンドロップフレーム(NDF)の両方の計算方式を選択できます。
加えて、タイムコード同士の加減算による尺(デュレーション)の計算や、実時間を保ったまま別のフレームレートに変換する機能も備えており、編集・素材変換・EDL作成など幅広い場面で活用できます。
こんなシーンで便利です
編集ソフトのタイムコードを秒数に変換したい時に
編集ソフトの再生ヘッドが示すタイムコードを、企画書や字幕データなど秒数ベースで扱う資料に転記したい場合に使えます。
総フレーム数からタイムコード表記を求めたい時に
レンダリング設定やAPIのレスポンスなどで扱われる総フレーム数を、人が読みやすいタイムコード表記に変換したい場合に活用できます。
イン点・アウト点から尺(デュレーション)を計算したい時に
編集点のタイムコード同士を加算・減算し、クリップの尺や複数カットの合計時間を素早く求めたい場合に使えます。
異なるフレームレート間で素材の実時間を揃えたい時に
24fpsで作成した尺を29.97fpsの放送用フォーマットに変換するなど、実際の再生時間を保ったまま別のフレームレートでの表記を確認したい場合に便利です。
使い方は簡単 4ステップ
- 対象の映像・プロジェクトに合わせて「フレームレート」を選択します(29.97fps・59.94fpsはDF/NDFも選択)。
- 「タイムコード」「総フレーム数」「秒(実時間)」のいずれかに数値を入力すると、残り2つが自動で計算されます。
- 尺を計算したい場合は「タイムコードの加減算」に2つのタイムコードを入力し、加算・減算を選びます。
- 別のフレームレートでの表記を確認したい場合は「フレームレート換算」で変換先のレートを選択します。
※すべての計算はブラウザ内で即時に行われ、入力したタイムコードがサーバーに送信されることはありません。
ご利用時の注意点
- 本ツールは一般的なSMPTEドロップフレーム計算方式に基づいて算出しています。編集ソフトやハードウェアによっては、まれに独自の実装差がある場合があります。重要な業務データについては、実際に使用するソフトウェア側の値と突き合わせてご確認ください。
- ドロップフレームはフレームそのものを間引く方式ではなく、タイムコードの番号表示のみを調整する方式です。映像の滑らかさやコマ数には影響しません。
- SMPTEタイムコードは24時間で一周する仕様のため、24時間を超える入力は自動的に0時間からの表示に巻き戻ります。
- 完全無料・安全:入力したタイムコードやフレームレートの情報は一切送信されない、通信が発生しないブラウザ完結型を採用しています。
主要フレームレート早見表
映像制作でよく使われるフレームレートと、その代表的な用途の目安です。
| フレームレート | 実測値 | 主な用途 | ドロップフレーム |
|---|---|---|---|
| 23.976fps | 24000/1001 | 映画・Netflix等の配信作品 | 対応なし |
| 24fps | 24.000 | フィルム撮影の標準 | 対応なし |
| 25fps | 25.000 | PAL方式・国内一部の放送 | 対応なし |
| 29.97fps | 30000/1001 | NTSC方式のテレビ・ビデオ | DF/NDFを選択可能 |
| 30fps | 30.000 | Web動画・整数フレームでの管理 | 対応なし |
| 59.94fps | 60000/1001 | スポーツ中継等の高フレームレート放送 | DF/NDFを選択可能 |
※実際に使用すべきフレームレートは、収録機材や編集ソフトのプロジェクト設定に依存します。不明な場合は、素材のプロパティ画面でフレームレート表記をご確認ください。
タイムコードを正しく扱うための基礎知識
編集・納品時にミスが起きやすいポイントを中心に解説します。
結論:フレームレートを取り違えると尺の計算がずれる
タイムコードはフレームレートとセットで初めて意味を持つ表記方式です。同じ「01:00:00:00」というタイムコードでも、24fpsと30fpsでは総フレーム数も実時間も異なります。
変換や計算を行う前に、必ず素材やプロジェクトの正しいフレームレート(DF/NDFの区別を含む)を確認することが、タイムコード計算における最も基本的かつ重要なポイントです。
ドロップフレームが生まれた理由と、実時間とのズレ
NTSC方式のフレームレートは歴史的経緯から29.97fps(正確には30000/1001fps)という半端な値になっており、30fpsとして単純にカウントすると1時間あたり約3.6秒のズレが実時間との間に生じます。
ドロップフレームは、このズレを解消するために10分間のうち9分間だけ特定のフレーム番号を間引いて表示する仕組みで、長時間収録の放送素材で特に重要になります。
EDL・字幕データ作成時に起きやすい変換ミス
編集リスト(EDL)や字幕データを手作業で作成する際、総フレーム数と秒数の変換を単純な整数フレームレート(30や60)で計算してしまい、実際のNTSC素材(29.97fpsや59.94fps)との間でわずかなズレが蓄積するミスがよく起こります。
特に長尺の素材や複数カット分を積み上げて計算する場合は、実測値(29.97や59.94)で計算することが重要です。
異なるフレームレート間で素材をやり取りする際の注意点
24fpsで編集した尺をそのまま29.97fpsの放送用タイムラインに貼り付けると、フレーム数は同じでも実時間がわずかに変わるため、他の素材との同期がずれることがあります。
実時間を基準に変換する(本ツールの「フレームレート換算」のように、秒数を保ったままフレーム数を再計算する)ことで、フレームレートをまたいだ素材のやり取りによる誤差を防げます。
よくある失敗と対策
ドロップフレームとノンドロップフレームを取り違えて尺がずれる
放送用の素材(ドロップフレーム)をノンドロップフレームとして計算してしまい、長尺の映像で数秒単位のズレが発生してから気づく失敗です。
💡 対策・解決策を見る▼
総フレーム数と秒数を単純な整数フレームレートで変換してしまう
29.97fpsの素材を「30fpsとして」秒数に変換してしまい、長時間の映像で実際の再生時間と表示上の秒数にズレが生じる失敗です。
💡 対策・解決策を見る▼
24時間を超えるタイムコードの巻き戻りに気づかず尺を誤認する
長時間収録の素材で総フレーム数が24時間分を超え、タイムコードが0時間に巻き戻っていることに気づかず、実際より短い尺だと誤解してしまう失敗です。
💡 対策・解決策を見る▼
異なるフレームレートのタイムコードをそのまま加算・減算してしまう
24fpsのタイムコードと29.97fpsのタイムコードを、フレームレートの違いを考慮せずにそのまま足し引きしてしまい、計算結果の尺が実際とずれる失敗です。
💡 対策・解決策を見る▼
よくある質問(FAQ)
Q.タイムコードのドロップフレーム(DF)とノンドロップフレーム(NDF)は何が違いますか
A. 29.97fpsや59.94fpsは実際には30fps・60fpsぴったりではないため、タイムコードを単純に30や60で数え続けると、長時間の映像で表示上のタイムコードと実際の時計(実時間)との間にズレが生じます。ドロップフレーム(DF)は、10分のうち9分間だけ特定のフレーム番号を間引いて表示することで、このズレを補正する表示方式です。実際の映像フレームを削除しているわけではなく、あくまで番号の付け方(表示形式)の違いです。
Q.区切り記号がコロン「:」とセミコロン「;」で違うのはなぜですか
A. SMPTE規格の慣例として、フレーム欄の直前の区切り記号にセミコロン「;」を使う場合はドロップフレーム、コロン「:」を使う場合はノンドロップフレームであることを表します。例えば「01:00:00;02」はドロップフレーム、「01:00:00:02」はノンドロップフレームのタイムコードです。
Q.総フレーム数からタイムコードを計算する際、フレームレートは何を選べばよいですか
A. 編集ソフトやカメラの設定画面に表示されているプロジェクト(またはクリップ)のフレームレートと同じものを選んでください。NTSC系の映像(日本の多くのカメラ)は29.97fpsまたは59.94fpsであることが多く、放送用途ではドロップフレーム(DF)、Web・配信用途ではノンドロップフレーム(NDF)が使われる傾向があります。
Q.タイムコード同士の加減算はどのような場面で使いますか
A. 編集点(イン点・アウト点)から尺(デュレーション)を求めたい場合や、複数のクリップの合計尺を計算したい場合、特定のタイムコードから一定のフレーム数・秒数だけ前後の位置を求めたい場合などに使えます。本ツールでは同一フレームレート内での加算・減算に対応しています。
Q.フレームレート換算とは何ですか、単純にフレームレートを選び直すのと何が違いますか
A. 上部のフレームレート選択でレートを切り替えると「同じ総フレーム数のまま」表示形式だけが変わりますが、フレームレート換算セクションでは「実際の再生時間(秒)を保ったまま」別のフレームレートでのタイムコードを計算します。例えば24fpsの尺を29.97fpsの放送用素材に合わせたい場合など、異なるフレームレート間で実時間を揃えたい場面で使用します。
Q.入力したタイムコードの情報が外部に送信される心配はありませんか
A. 一切ありません。本ツールはすべての計算をユーザーのブラウザ内だけで実行する完全ローカル処理型です。入力内容が外部サーバーに送信されたり保存されたりすることはなく、ページを閉じれば情報は即座に消去されます。
Q.24時間を超えるタイムコードはどう扱われますか
A. SMPTEタイムコードは0時間から23時間59分59秒までの24時間制で、24時間を超えると0時間に巻き戻る(ラップアラウンド)仕様です。本ツールも同様に、24時間相当のフレーム数を超えた場合は自動的に0時間からの表示に戻ります。
あなたの声で、
このツールをより鋭く。
「こんな機能が欲しい」「ここを直してほしい」といったご意見や、新しいツールのリクエストを募集しています。エンジニアが直接目を通し、開発の参考にさせていただきます。