スマホ内蔵の傾きセンサーを使い、画面上の定規とは違って実際の傾きを計測します。 水平になると音とバイブでお知らせ。棚の取り付けや額縁掛けにそのまま使えます。
水平器を開始する
スマホの傾きセンサーを使って、棚や額縁の水平・垂直を測ります。iPhoneでは次の画面でセンサー使用の許可が必要です。
スマホが水平器になる仕組みと、画面の定規との違い
スマートフォンには、加速度センサーやジャイロスコープといった傾き(モーション)センサーが内蔵されています。本ツールはこのセンサーの値を取得し、端末が地面に対してどれだけ傾いているかをリアルタイムの角度と水泡の動きで表示する、実機センサー式の水平器です。
よくある「画面上の定規・分度器」ツールは、画面に表示した目盛りを実物に重ねて測るものですが、本ツールは端末そのものの物理的な傾きをセンサーで測定する点が異なります。棚や台の上にスマホを置くだけ、額縁や壁に側面を当てるだけで、実際にその面がどれだけ傾いているかを数値で確認できます。
棚や台を水平にしたい場合は「置く」モード、壁掛けの額縁やフレームを垂直にまっすぐ掛けたい場合は「当てる」モードを選んでください。水平(または垂直)に近づくと水泡が中央の枠に収まり、設定した許容誤差の範囲に入ると音とバイブレーションで知らせます。
こんなシーンで便利です
棚・カラーボックス・テレビ台の設置
家具を床や台の上に設置する際、ガタつきや見た目の傾きが気になる場合に。「置く」モードで天板の上にスマホを置き、左右・前後どちらの傾きも0度に近づけます。
壁掛け棚・ウォールシェルフの取り付け
壁に棚受けを取り付ける前の下穴位置の確認や、取り付け後の棚板が水平になっているかのチェックに使えます。
額縁・ポスター・時計をまっすぐ掛ける
「当てる」モードでスマホを縦向きにしてフレームの側面に当てれば、左右の傾きが数値で分かり、見た目にも気になりやすい「斜めがけ」を防げます。
カーテンレール・エアコンの室外機などの水平確認
専用の水平器が手元にない場合の応急的な確認にも便利です。排水に関わる室外機や物干し金具など、わずかな傾きが気になる設置物のチェックに使えます。
使い方は簡単 5ステップ
- ツールを開くと、センサーの使用許可を求める画面が表示される場合があります(主にiPhone)。「センサーの使用を許可」をタップしてください。
- モード(置く:棚・家具 / 当てる:壁・額縁)を選び、スマホを測りたい面に当てます。
- 画面中央の水泡と、左右・前後の角度表示を見ながら、水泡が中央の枠に収まる位置を探します。
- 許容誤差の範囲に入ると、水泡の色が変わり、音とバイブレーションでお知らせします。
- 必要に応じて「ここをゼロにする」で校正したり、「記録する」で測定結果を複数保存して比較できます。
※正確に測定するため、スマホケースを外す、画面の自動回転をオフにする、できるだけ平らな面に密着させるといった工夫をすると、より安定した結果が得られます。
ご利用時の注意点
- 本ツールはスマートフォン・タブレットの内蔵センサーを利用します。パソコンなどセンサーを搭載していない端末では動作しません。
- 精度は端末の機種やセンサーの個体差によって異なり、おおむね0.5〜1度程度の誤差が生じることがあります。建築・土木など高精度が求められる場面では、専用の水平器をご使用ください。
- iPhone(iOS 13以降)のSafariでは、センサー利用の許可操作が必須です。許可しない場合、角度や水泡は表示されません。
- 画面の自動回転がオンのままだと、測定中に数値が不安定になることがあります。可能であれば画面の向きを固定してご利用ください。
- 測定記録はこのページを開いている間のみブラウザ内に保持され、ページを閉じたり再読み込みしたりすると消去されます。
角度と「1mあたりのズレ」の早見表
「1度の傾きは、どれくらいのズレになるのか」を知りたい方向けの早見表です。1m先での高さのズレ(mm)と、勾配(%)をあわせて掲載しています。
| 角度 | 1mあたりのズレ | 勾配の目安(%) |
|---|---|---|
| 0.1度 | 約1.7mm | 約0.17% |
| 0.5度 | 約8.7mm | 約0.87% |
| 1度 | 約17.5mm | 約1.75% |
| 2度 | 約34.9mm | 約3.49% |
| 3度 | 約52.4mm | 約5.24% |
| 5度 | 約87.5mm | 約8.75% |
| 10度 | 約176.3mm | 約17.6% |
| 15度 | 約267.9mm | 約26.8% |
| 20度 | 約364.0mm | 約36.4% |
| 30度 | 約577.4mm | 約57.7% |
【見方の例】
「幅1mの棚が1度傾いている」場合、棚の端で約17.5mm(約1.7cm)の高低差が生じる計算になります。わずかな角度でも、横幅が広いものほど見た目のズレが大きくなる点に注意してください。
スマホの傾きセンサーの仕組みと、より正確に測るためのコツ
モーションセンサーの基本的な仕組みと、iPhoneでの許可手順、精度を高めるための実践的なポイントを解説します。
スマホの傾きセンサー(加速度計・ジャイロスコープ)とは
スマートフォンには、重力方向を検知する加速度センサーと、回転の動きを検知するジャイロスコープが内蔵されています。これらのセンサーから得られる値をもとに、端末がどの方向にどれだけ傾いているかを計算し、角度として表示しているのが本ツールの仕組みです。
Webブラウザからは「DeviceOrientation」という標準的な仕組みを通じてこれらの値を取得しており、専用アプリをインストールしなくても、ブラウザ上でそのまま水平器として利用できます。
iPhoneでモーションセンサーの使用を許可する手順
iOS 13以降のSafariでは、プライバシー保護の観点からモーションセンサーへのアクセスに明示的な許可操作が必要です。本ツールを開いた際に表示される「センサーの使用を許可」ボタンをタップし、確認ダイアログで「許可」を選択してください。
誤って「許可しない」を選んでしまった場合は、iPhone本体の「設定」→「Safari」→「モーションと画面の向きのアクセス」をオンにしたうえで、このページを再読み込みすることで、再度許可を求める画面が表示されます。
測定精度を高めるための3つの実践ポイント
第一に、厚みのあるスマホケースを外すこと。ケースの厚みや凹凸が、測定面への密着を妨げ誤差の原因になります。
第二に、画面の自動回転をオフ(縦向き固定)にすること。測定中に画面の向きが切り替わると、数値が一時的に不安定になります。
第三に、確実に水平・垂直と分かっている場所でゼロ校正を行うこと。センサーには個体差があるため、基準点を合わせることで実用上の精度が大きく向上します。
「水平」と「垂直」、棚と額縁で使うモードの違い
棚や台など水平な面を確認したい場合は「置く」モードを使い、スマホを対象の面に寝かせて置きます。この場合、左右方向・前後方向の両方の傾きが0度に近いほど水平です。
一方、壁に掛ける額縁やフレームなど垂直な面を確認したい場合は「当てる」モードを使い、スマホを縦向きにして対象の側面に当てます。この場合は主に左右方向の傾きが0度に近いかどうかで、まっすぐ掛かっているかを判断します。
よくある失敗と対策
iPhoneで「許可」ボタンに気づかず、角度が表示されないまま操作に迷う
iOS 13以降のSafariでは、モーションセンサーの利用に明示的な許可操作が必要であることを知らず、許可画面を見落としたりキャンセルしてしまったりして、角度や水泡が表示されないまま「壊れている」と思い込んでしまう失敗です。
💡 対策・解決策を見る▼
画面の自動回転がオンのまま使用し、測定中に数値が急に変わる
額縁を縦向きで測定している最中に、端末の画面が横向きに自動回転してしまい、それに伴って角度の表示が急に変化し、どちらの数値を信じればよいか分からなくなる失敗です。
💡 対策・解決策を見る▼
厚いケースや凹凸のある場所に置いたまま測定し、誤差に気づかない
分厚いスマホケースを装着したまま、あるいは棚板の端や凹凸のある部分にスマホを置いて測定し、実際の面の傾きとは異なる数値を信じてしまう失敗です。
💡 対策・解決策を見る▼
ゼロ校正をせず、センサーの個体差による誤差にそのまま気づかない
確実に水平と分かっている場所でもスマホが0度を示さないセンサーの個体差を校正せず、毎回ズレた基準のまま棚や額縁の取り付け作業を進めてしまう失敗です。
💡 対策・解決策を見る▼
ミリ単位の精度が求められる建築・土木作業で本ツールを過信してしまう
スマホ内蔵センサーの精度には限界があるにもかかわらず、本格的な建築工事やミリ単位の精度が求められる施工作業の最終確認を本ツールの数値だけに頼ってしまう失敗です。
💡 対策・解決策を見る▼
よくある質問(FAQ)
Q.iPhoneで使う場合、センサーの使用を許可する必要がありますか
A. はい、必要です。iOS 13以降のSafariでは、プライバシー保護のためモーションセンサー(加速度計・ジャイロスコープ)へのアクセスに明示的な許可操作が必須となっています。本ツールを開くと「センサーの使用を許可」ボタンが表示されるので、タップして許可をしてください。誤って「許可しない」を選んだ場合は、本体の「設定」アプリから「Safari」→「モーションと画面の向きのアクセス」をオンにしたうえで、このページを再読み込みしてください。
Q.Androidでも許可の操作は必要ですか
A. 多くのAndroid端末・ブラウザでは、iPhoneのような明示的な許可ダイアログなしにセンサーを利用できます。ページを開いた時点で自動的に傾きの取得が始まり、すぐに水平器としてお使いいただけます。ただし一部の端末やブラウザの設定によっては動作しない場合があり、その際は画面の案内に従ってください。
Q.どれくらいの精度がありますか、建築用の水平器の代わりになりますか
A. スマートフォン内蔵のセンサーによる計測のため、専用の建築用水平器(気泡管式・レーザー式)ほどの精度は期待できません。目安としてはおおむね0.5〜1度程度の誤差が生じることがあります。棚や額縁の取り付けなど日常のDIY用途の「ざっくり水平を確認したい」場面には十分ですが、建築・土木工事などミリ単位の精度が求められる場面では、専用の水平器をご使用ください。
Q.平らな場所に置いているのに0度にならない、誤差がある場合はどうすればいいですか
A. センサー自体に個体差があり、完全に水平な机の上に置いても数値が0度にならないことがあります。本ツールの「ここをゼロにする」ボタンを使うと、その時点の傾きを基準点(0度)として校正できます。確実に水平な場所(水準器アプリ以外でも水平が確認できている場所)でゼロ校正を行うことで、以降の測定の精度を高められます。
Q.画面の自動回転がオンになっていると数値がおかしくなりますか
A. 本ツールは画面の向き(縦・横)を検知して数値を自動補正する仕組みを備えていますが、測定中に画面の向きが切り替わる瞬間は数値が一時的に不安定になることがあります。より安定した測定のためには、端末のコントロールセンターや設定から「画面の向きのロック(縦向き固定)」をオンにした状態でのご利用をおすすめします。
Q.棚(水平)と額縁(垂直)では使い方が違いますか
A. はい。本ツールには「置く(棚・家具)」モードと「当てる(壁・額縁)」モードを用意しています。棚や台を水平にしたい場合は「置く」モードでスマホを上面に寝かせて置き、左右・前後どちらの傾きも0度に近づけてください。壁に掛けた額縁やフレームをまっすぐにしたい場合は「当てる」モードでスマホを縦向きにして壁面やフレームの側面に当て、左右の傾きを0度に近づけてください。
Q.測定したデータが外部に送信されることはありませんか
A. 一切ありません。傾きセンサーから取得した角度データの計算・表示処理はすべてお使いの端末のブラウザ内だけで完結します。測定記録として保存した内容も、そのページを離れるかページを再読み込みすると消去される仕組みになっており、サーバーに送信・保存されることはありません。
あなたの声で、
このツールをより鋭く。
「こんな機能が欲しい」「ここを直してほしい」といったご意見や、新しいツールのリクエストを募集しています。エンジニアが直接目を通し、開発の参考にさせていただきます。