音声ファイルを読み込むだけで、統合ラウドネス(LUFS)・True Peak・ラウドネスレンジを自動測定。 YouTubeやSpotify、ポッドキャストなど配信先の基準値に合わせて音量を調整し、そのまま書き出せます。
このツールはブラウザの中だけで動いています。入力した内容が、外部に送信されることはありません。入力内容は外部に送信されません。
詳しく音声ファイルをドラッグ&ドロップ、またはクリックして選択
WAV・MP3・AAC・OGGなどに対応(ファイルは外部送信されません)
ラウドネス(LUFS)測定とは?配信先ごとに基準値が違う理由
YouTubeやSpotify、Apple Musicなどの配信プラットフォームは、投稿された音声・動画のラウドネス(LUFS)を自動で検出し、基準値を超えている場合は自動的に音量を下げる「ラウドネスノーマライゼーション」を行っています。そのため、投稿前の音源を基準値より大きくしすぎても、再生時には勝手に下げられてしまい、意図した音圧感が失われることがあります。
本ツールは、音声ファイルを読み込むだけで統合ラウドネス(LUFS)・True Peak(dBTP)・ラウドネスレンジ(LRA)をブラウザ内で測定し、YouTube・Spotify・Apple Music・TikTok・ポッドキャスト・放送(EBU R128)など配信先ごとの基準値に対して、今の音源が何dB調整すれば届くのかを一目で確認できます。
さらに、選んだ基準値に合わせて音量を自動調整したWAVファイルをその場で書き出せるため、「結局どれくらい音量を上げ下げすればいいのか」を判断する手間を省き、投稿前の最終チェックから書き出しまでを1つの画面で完結させられます。
こんなシーンで便利です
YouTube・TikTokへの投稿前チェック
動画の音声トラックを読み込み、各プラットフォームの基準値(-14LUFS前後)に対して音量が適切かを確認。音割れや音量不足を投稿前に防げます。
ポッドキャスト・音声配信の音量統一
複数のエピソードや複数の収録環境で録った音声を、同じラウドネス基準(-16LUFS/-19LUFS)に揃えることで、リスナーが毎回ボリュームを調整する手間をなくせます。
自作曲・BGMの配信前マスタリング確認
SpotifyやApple Musicに配信する自作曲について、ラウドネスノーマライゼーションで音圧感が損なわれていないか、True Peakの余裕も含めて事前に確認できます。
複数トラック・複数動画間の音量差の統一
アルバムの曲順やシリーズ動画など、複数の音声データ間で感じる音量差をなくしたい場合に、共通の目標LUFSを設定して1本ずつ書き出して揃えられます。
使い方は簡単 4ステップ
- 音声ファイル(WAV・MP3・AAC・OGGなど)をドラッグ&ドロップ、またはクリックして選択します。
- 自動解析された「統合ラウドネス(LUFS)」「True Peak」「ラウドネスレンジ(LRA)」を確認します。
- YouTube・Spotify・ポッドキャストなど配信先のターゲットを選択(またはカスタムで数値を指定)します。
- 「WAVで書き出す」を押すと、目標値に合わせて音量調整された音声ファイルがダウンロードできます。
※書き出し時はTrue Peakが上限値(既定-1dBTP)を超えないよう自動でピークガードがかかるため、クリッピングを防ぎながら調整できます。
ご利用時の注意点
- 本ツールの測定値は、ITU-R BS.1770-4のアルゴリズムを参考にした簡易実装による目安です。放送納品など厳密な規格準拠が必要な場面では、専門のマスタリングソフトでの最終確認をおすすめします。
- 読み込みに対応する音声形式は、お使いのブラウザの対応状況に依存します。読み込みに失敗する場合は、WAV形式に変換してから再度お試しください。
- 長時間の音声ファイルほど解析・書き出しに時間がかかります。端末の性能によっては、数十分を超える音声の処理に時間がかかることがあります。
- 完全無料・安全:音声データの解析・書き出し処理はすべてブラウザ内で完結し、外部サーバーへの送信は一切行われません。
配信先別のラウドネス基準値(LUFS)早見表
各プラットフォームが公開している情報をもとにした、一般的に知られているラウドネス基準値の目安です。最新の基準は各プラットフォームの公式情報も併せてご確認ください。
| 配信先 | 目標ラウドネス | True Peak上限 | 備考 |
|---|---|---|---|
| YouTube | -14 LUFS | -1 dBTP | 動画・音楽の投稿全般 |
| Spotify | -14 LUFS | -1 dBTP | 音楽ストリーミング |
| Apple Music | -16 LUFS | -1 dBTP | サウンドチェック使用時 |
| TikTok | -14 LUFS | -1 dBTP | ショート動画 |
| ポッドキャスト(ステレオ) | -16 LUFS | -1 dBTP | Apple Podcasts等 |
| ポッドキャスト(モノラル) | -19 LUFS | -1 dBTP | 音声番組・ラジオ配信 |
| 放送(EBU R128) | -23 LUFS | -1 dBTP | テレビ・ラジオ放送 |
【基準値を超えるとどうなるか】
多くのプラットフォームは、投稿された音源が基準値より大きい場合に自動で音量を下げる「ラウドネスノーマライゼーション」を行います。
- 基準値より大きい音源: 自動的に下げられ、意図した音圧感・迫力が失われる場合があります。
- 基準値より小さい音源: 多くのプラットフォームでは上げられずそのまま再生され、相対的に小さく聞こえることがあります。
- 基準値に近い音源: ノーマライゼーションの影響を受けにくく、意図した音量感に近いまま配信されます。
※各社の基準値は変更される可能性があるため、重要な配信の前には公式のガイドラインもご確認ください。
LUFS・True Peak・LRAの仕組みと、音量調整で失敗しないための考え方
ラウドネス基準の背景にある仕組みと、配信・投稿前のマスタリングで押さえておきたい実務的なポイントを解説します。
結論:音圧を上げても意味がない、「ラウドネス戦争」が終わった理由
かつてはCDなどで音量を上げるほど目立って聞こえる「ラウドネス戦争」が起きていましたが、現在の主要な配信プラットフォームはすべてラウドネスノーマライゼーションを導入しているため、基準値を超えて音量を上げても再生時には自動的に下げられてしまいます。
むしろ無理に音量を上げることでダイナミクス(LRA)が失われ、音質が劣化するデメリットの方が大きいため、現在は「基準値にきちんと合わせる」ことが最も合理的な音量調整の考え方です。
True Peakがサンプルピークより重要視される理由
デジタル音声をアナログに変換する際、サンプルとサンプルの間の波形が実際のサンプル値より高くなるインターサンプルピークが発生することがあります。
サンプルピークが0dBFSぎりぎりでも、変換後にこのピークが0dBTPを超えると、特にMP3やAACなど非可逆圧縮のコーデックでクリッピングノイズが発生しやすくなります。配信前は、サンプルピークだけでなくTrue Peakにも余裕(通常-1dBTP以下)を持たせることが推奨されています。
ラウドネスレンジ(LRA)から読み取るジャンル・用途別の目安
一般的に、ポッドキャストやラジオのトークはLRAが4〜8LU程度と狭く、終始聞き取りやすい音量に調整されることが多いです。
一方でクラシック音楽や映画のサウンドトラックはLRAが15LU以上と広く、静かな場面と迫力のある場面の差を活かした表現がされています。自身のコンテンツのジャンルに対してLRAが極端に狭すぎたり広すぎたりしないか確認する指標として活用できます。
複数のエピソード・曲間でラウドネスを揃える実務的な手順
シリーズものの動画やポッドキャストのエピソードでは、収録環境やマイクが変わるたびにラウドネスがばらつきやすいという問題があります。
本ツールで各エピソードの統合ラウドネスを個別に測定し、同じ目標値(例:ポッドキャストなら-16LUFS)で正規化して書き出すことで、リスナーがエピソードごとに音量を調整する手間をなくし、チャンネル全体の聴きやすさを統一できます。
よくある失敗と対策
サンプルピークだけを見て0dBFSぎりぎりまで音量を上げ、配信後にクリッピングノイズが発生する
波形編集ソフトのメーター表示(サンプルピーク)が0dBFSに達していないことだけを確認して音量を最大限まで上げてしまい、MP3やAACへの変換後にインターサンプルピークが0dBTPを超えて、プチッという音割れノイズが発生する失敗です。
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基準値より大きく音量を上げてしまい、ラウドネスノーマライゼーションで意図した音圧感が失われる
「大きい音の方が目立つはず」という考えで、YouTubeやSpotifyの基準値(-14LUFS前後)を大幅に超える音量でマスタリングしてしまい、実際の再生時には自動的に音量を下げられ、他の投稿者の音源より迫力が失われてしまう失敗です。
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複数のエピソード・動画間でラウドネスがばらつき、リスナーが毎回音量調整を強いられる
収録場所やマイク、話し方の違いによって、同じ番組・チャンネルの中でもエピソードごとにラウドネスが大きくばらついてしまい、視聴者・リスナーが再生するたびに音量を上げ下げしなければならなくなる失敗です。
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モノラルで収録した音声をステレオ基準のまま判断し、意図せず音量が小さく聞こえる
ポッドキャストなどモノラルで収録した音声について、ステレオ用の基準値(-16LUFS)を目標にしてしまい、モノラル専用の基準値(-19LUFS)で配信される場合と比べて相対的に音量が小さく感じられてしまう失敗です。
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ダイナミクスを削って音量を均一化しすぎた結果、迫力のない単調な音源になる
基準値に合わせることだけを意識してコンプレッサーやリミッターを強くかけすぎ、ラウドネスレンジ(LRA)が極端に狭くなり、静かな部分と大きい部分の差がなくなって単調で疲れやすい音源になってしまう失敗です。
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よくある質問(FAQ)
Q.LUFSとは何ですか、dBとはどう違いますか
A. LUFS(Loudness Units relative to Full Scale)は、人間の聴感に近づけて音量の大きさを数値化した単位です。単純な音圧(dBFS)がピークの瞬間値を示すのに対し、LUFSは曲や動画全体を通した「聴いた時に感じる音量感」を表すため、配信プラットフォームの多くがラウドネスの基準値(ターゲット)にLUFSを採用しています。本ツールが表示する「統合ラウドネス(Integrated LUFS)」は、再生開始から終了までの全体を通したラウドネスの平均値です。
Q.YouTubeやSpotifyのラウドネス基準値はいくつですか
A. 一般的に知られている目安として、YouTubeは-14LUFS前後、Spotifyは-14LUFS、Apple Musicは-16LUFS(サウンドチェック使用時)、TikTokは-14LUFS前後、ポッドキャストはApple Podcastsなどステレオで-16LUFS、モノラルで-19LUFS、テレビ・ラジオ放送はEBU R128基準で-23LUFSが広く使われています。ただし各社の基準値は変更される場合があるため、最終的には各プラットフォームの最新のガイドラインも併せてご確認ください。
Q.True Peak(dBTP)とサンプルピーク(dBFS)は何が違いますか
A. サンプルピークは、実際に記録されているサンプル値だけを見た最大振幅です。一方True Peakは、デジタル・アナログ変換時にサンプルとサンプルの間で生じる可能性のある波形のピーク(インターサンプルピーク)まで考慮した、より実際の再生に近い最大値の推定値です。サンプルピーク上では問題なくても、True Peakが0dBTPを超えていると、MP3やAACなどに変換した際に音割れ(クリッピング)が発生することがあるため、配信前はTrue Peakを基準に確認することが推奨されています。
Q.ラウドネスレンジ(LRA)とは何ですか、数値が大きい・小さいとどうなりますか
A. ラウドネスレンジ(LRA)は、曲や音声全体の中での音量の変動幅(ダイナミクス)を示す指標です。数値が大きいほど静かな部分と大きい部分の差が大きく、表現豊かな一方で環境によって聞き取りにくい箇所が出やすくなります。逆に数値が小さいと音量が終始一定に近く、カーラジオやスマートスピーカーなど様々な環境で聴きやすい反面、ダイナミックな迫力は感じにくくなる傾向があります。
Q.アップロードした音声ファイルが外部に送信される心配はありませんか
A. 一切ありません。本ツールはファイルの解析・音量調整・書き出し処理のすべてをお使いのブラウザ内(Web Audio API)だけで実行する完全ローカル処理型です。音声データが外部サーバーへ送信されたり保存されたりすることはなく、ページを閉じれば読み込んだデータは即座にメモリ上から消去されます。
Q.どのような音声ファイル形式に対応していますか
A. WAV・MP3・AAC(M4A)・OGGなど、お使いのブラウザが標準で対応している主要な音声形式を読み込めます。対応状況はブラウザの種類やバージョンによって多少異なるため、読み込みに失敗する場合はWAV形式に変換したうえで再度お試しください。
Q.この測定値はどの程度正確ですか、プロの現場でもそのまま使えますか
A. 本ツールはITU-R BS.1770-4のアルゴリズムを参考にした簡易実装で、日常的な配信・投稿前のチェックには十分な精度の目安を提供します。ただし放送局への納品など厳密な規格準拠が求められる場面では、本ツールの結果を参考値としたうえで、専門のマスタリングソフトや認証済みのラウドネスメーターでの最終確認をおすすめします。
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