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平面直角座標・UTM・MGRS変換ツール(JGD2011)緯度経度との相互変換を一括処理してCSV出力

緯度経度、平面直角座標(1〜19系)、UTM、MGRSを相互に変換します。 座標を貼り付けるだけで一括変換でき、子午線収差や縮尺係数も同時に確認できます。

入力内容は外部に送信されません。

詳しく
十進法・度分秒(35°40′52″ / 35度40分52秒)・N/S/E/W付きに対応。点名は先頭に付けられます。

平面直角座標系の系と出力設定

出力する平面直角座標の系

第IX系(9系)/原点 北緯36°00′00″・東経139°50′00″/縮尺係数 0.9999

入力の並び順

MGRSの精度

緯度経度の小数桁数

緯度経度 → 緯度経度・平面直角・UTM・MGRS(JGD2011)

座標を貼り付けると、すぐに変換します

入力の並び順は「緯度, 経度」。平面直角は第IX系で計算しています。

ADVICE

最初は「サンプル」ボタンで動作を確認できます。1地点だけでも、複数地点のCSVでも同じ画面で変換できます。

緯度経度から平面直角座標・UTM・MGRSへ変換(JGD2011対応)

緯度経度で受け取った位置情報を、測量図面や設計図で使う平面直角座標(X・Y)、地図や海外データで使うUTM座標、無線や災害対応で使うMGRS(軍事グリッド参照系)に変換したい場面は、実務でも学習でもよくあります。本ツールは、これらを日本の現行測地系JGD2011(GRS80楕円体)で相互に変換するオンラインツールです。

1地点だけでなく、複数の座標をまとめて貼り付けて一括変換し、CSVで出力できます。「点名,緯度,経度」の形式や、度分秒(35°40′52″)、十進法の混在も自動で解釈します。逆方向の平面直角座標→緯度経度、UTM→緯度経度、MGRS→緯度経度の変換にも対応しています。

たとえば東京駅(北緯35.681236°・東経139.767125°)は、第IX系でX=−35,363.238m・Y=−5,992.920m、UTMは54Sの東距388,435.687m・北距3,949,293.978m、MGRSは54SUE8843549293になります。系の選び方が分からないときは「都道府県から系を選ぶ」から指定できます。

こんなシーンで便利です

測量・土木:座標データの系変換と検算

GNSS測量の緯度経度を平面直角座標に直す、図面のX・Yを緯度経度に戻してGISへ取り込むといった作業に。子午線収差と縮尺係数も出るので、方向角や距離の補正の確認にも使えます。

GIS・データ処理:CSVの一括変換

ExcelやCSVで持っている数百〜数千地点の座標を貼り付けるかCSVを読み込むだけで、緯度経度・平面直角・UTM・MGRSを一度に出力。Excelに貼り付けられる形式でコピーもできます。

災害対応・登山:位置の共有と伝達

緯度経度をMGRSに変換すれば、無線や電話で短く正確に位置を伝えられます。桁数を1km・10km単位に落として、おおまかなエリアの共有にも使えます。

学生・資格学習:測量計算の確認

測量士補・測量士や大学の測量学で学ぶ座標計算の結果を、実際の数値で確かめられます。系ごとの原点や縮尺係数が距離によってどう変わるかも、数値で体感できます。

使い方は簡単 3ステップ

  1. 入力する座標の種類(緯度経度・平面直角座標・UTM・MGRS)のタブを選び、座標を貼り付けます。CSVファイルの読み込みにも対応しています。
  2. 平面直角座標を使う場合は、系(I〜XIX)を選びます。わからないときは「都道府県から系を選ぶ」を使うか、「自動(目安)」で最寄りの原点から推定できます。
  3. 上部に1件目の変換結果が表示され、全件は下の表に一覧されます。表示する列を切り替え、「結果をコピー」でExcel貼り付け、またはCSVでダウンロードできます。

※入力はリアルタイムで再計算されます。点名付きの行(例:東京駅,35.681236,139.767125)や、見出し行・「#」で始まるコメント行にも対応しています。

ご利用時の注意点

  • 測地系:計算はJGD2011(世界測地系、GRS80楕円体)が前提です。旧日本測地系(Tokyo Datum)の座標を入力すると、東京付近で数百メートルずれた結果になります。
  • 系の選択:平面直角座標系の適用区域は市区町村単位で告示されています。「自動(目安)」は最寄りの原点から推定した目安のため、測量成果として使う場合は系を明示してください。
  • 適用範囲:平面直角座標は原点から約130kmを超えると縮尺係数が1.0001を超え、本来の適用範囲外になります。範囲外の場合は備考欄に表示します。
  • UTMの記法:「54S」のSは緯度帯(MGRSと同じ表記)で、北半球/南半球の区別ではありません。緯度帯N以降が北半球、M以前が南半球です。
  • MGRSの逆変換:MGRSは指定された桁数のセル(正方形)の南西角に変換します。桁数が少ないほど、位置の幅(1km・10kmなど)が大きくなります。
  • WGS84との関係:UTMとMGRSは本来WGS84を基準としますが、JGD2011とWGS84の差は通常の用途では同一視されるごく小さな値です。cm〜dm単位の精度が必要な場合は、測地成果の公式な変換手順を使用してください。
  • 完全無料・安全:入力データはブラウザ内だけで処理され、外部へ送信・保存されません。

平面直角座標系 第I系〜第XIX系の原点と適用区域の一覧

日本全国を19の座標系に分けています。原点は各系の座標(X=0, Y=0)の基準となる位置です。適用区域は告示を要約した目安のため、詳細は国土地理院の公開資料でご確認ください。

系原点の緯度原点の経度適用区域(目安)
第I系33°00′00″129°30′00″長崎県、鹿児島県の一部(奄美群島など)
第II系33°00′00″131°00′00″福岡県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県(I系を除く)
第III系36°00′00″132°10′00″山口県、島根県、広島県
第IV系33°00′00″133°30′00″香川県、愛媛県、徳島県、高知県
第V系36°00′00″134°20′00″兵庫県、鳥取県、岡山県
第VI系36°00′00″136°00′00″京都府、大阪府、福井県、滋賀県、三重県、奈良県、和歌山県
第VII系36°00′00″137°10′00″石川県、富山県、岐阜県、愛知県
第VIII系36°00′00″138°30′00″新潟県、長野県、山梨県、静岡県
第IX系36°00′00″139°50′00″福島県、栃木県、茨城県、埼玉県、千葉県、群馬県、神奈川県、東京都(本土・伊豆諸島)
第X系40°00′00″140°50′00″青森県、秋田県、山形県、岩手県、宮城県
第XI系44°00′00″140°15′00″北海道(函館市・小樽市、渡島・檜山・後志の各管内など)
第XII系44°00′00″142°15′00″北海道(XI系・XIII系以外の区域。札幌市・旭川市・室蘭市など)
第XIII系44°00′00″144°15′00″北海道(北見市・帯広市・釧路市・網走市・根室市など)
第XIV系26°00′00″142°00′00″東京都(小笠原諸島)
第XV系26°00′00″127°30′00″沖縄県(沖縄本島周辺。XVI・XVII系を除く)
第XVI系26°00′00″124°00′00″沖縄県(宮古・八重山諸島)
第XVII系26°00′00″131°00′00″沖縄県(大東諸島)
第XVIII系20°00′00″136°00′00″東京都(沖ノ鳥島)
第XIX系26°00′00″154°00′00″東京都(南鳥島)

【GISソフトで使うEPSGコード(JGD2011)】
地理座標(緯度経度)はEPSG:6668、平面直角座標系は第I系のEPSG:6669から第XIX系のEPSG:6687まで順に割り当てられています(第IX系はEPSG:6677)。UTMはJGD2011で51〜55ゾーンがEPSG:6688〜6692です。

※表の適用区域は要約です。市区町村単位の正確な区分は、国土地理院が公開している告示(平面直角座標系を定める告示)をご確認ください。

平面直角座標・UTM・MGRSの違いと、変換の考え方

3つの座標系はいずれも「緯度経度を平面の座標に直す」ための方式ですが、用途と設計が異なります。変換前に押さえておきたいポイントを整理します。

平面直角座標系とは:日本の測量で使う19の座標系

平面直角座標系は、国土を19の区域に分け、それぞれに原点を置いたメートル単位の座標系です。公共測量や登記、図面作成の基準となっています。原点での縮尺係数を0.9999とし、原点から離れるほど距離が伸びる誤差を、原点付近で縮めることで全体のひずみを小さく抑えています。座標はX=北方向、Y=東方向で、原点より南や西は負の値になります。

UTM座標との違い:世界共通の6度帯と平面直角の19系

UTMは経度6度ごとの60ゾーンで地球全体を覆う世界共通の方式で、中央子午線の縮尺係数は0.9996です。東距は中央子午線に500,000mを足した値、北距は北半球では赤道からの距離(南半球は10,000,000mを足す)で表すため、値が負になりません。日本の平面直角座標は日本国内の測量に最適化され、UTMは地図・GPS・海外データとの共通利用に向いています。同じ地点でも、座標値は系ごとにまったく別の数値になります。

MGRSの仕組み:ゾーン・緯度帯・100kmグリッド・桁数

MGRSは「54SUE8843549293」のように、ゾーン番号(54)+緯度帯(S)+100kmグリッド2文字(UE)+東距北距の数字で構成されます。数字の桁数で精度が決まり、5桁ずつで1m、4桁ずつで10m、3桁ずつで100m、2桁ずつで1km、1桁ずつで10kmの範囲を示します。位置を短い文字列で伝えられるため、無線や電話での位置伝達に向いています。

JGD2011・JGD2000・旧日本測地系を取り違えないために

測地系が違うと、同じ緯度経度でも指す地点が変わります。旧日本測地系(Tokyo Datum)は、JGD2011と東京付近で数百メートルずれます。またJGD2000とJGD2011は、東日本大震災の地殻変動により東北や関東を中心に座標値が異なります。古い資料の座標を変換する場合は、先に測地系の変換が必要です。本ツールはJGD2011(GRS80楕円体)で計算します。

子午線収差と縮尺係数:座標の距離と実距離をそろえる

座標系上の距離は、地球上の実距離と完全には一致しません。その比が縮尺係数で、平面直角座標系では原点で0.9999、約90kmで1.0000、約130kmで1.0001になります。また、座標系のX軸方向と真北は一致せず、そのずれが子午線収差です。中央子午線の東側で正の値になり、方向角は「方位角−収差」で求めます。長い距離や高精度の方位を扱うときは、これらの値を確認してください。

よくある失敗と対策

適用区域とは異なる「系」を選んでしまい、座標値がずれる

同じ緯度経度でも、選ぶ系によってX・Yはまったく別の数値になります。近隣の系を選ぶと一見もっともらしい値が出るため、気付かずに図面やデータに使ってしまう失敗です。特に県境や北海道・沖縄・離島では、1つの都道府県の中でも系が分かれます。

💡 対策・解決策を見る▼
ツールの「都道府県から系を選ぶ」や、上の一覧表で適用区域を確認し、案件の仕様書や図面にある系と一致させてください。測量成果として使う場合は、国土地理院の告示(市区町村単位)で最終確認します。備考欄に「適用範囲外の目安」と出た場合は、系の選択を見直してください。

XとYを逆に読んで、東西南北が入れ替わる

日本の平面直角座標はX=北方向、Y=東方向ですが、GISソフトやCADの多くはX=東西、Y=南北です。データをそのまま貼り付けると、東西と南北が入れ替わった位置に変換されてしまいます。

💡 対策・解決策を見る▼
データの列の意味を確認し、「Y(東), X(北)」の並びなら、設定の「入力の並び順」を切り替えてください。1件目の変換結果で、実際の位置が想定どおりか確認するのが確実です。

旧日本測地系(Tokyo Datum)の座標をそのまま変換してしまう

古い資料の緯度経度は、旧日本測地系で記録されていることがあります。そのままJGD2011として変換すると、東京付近で数百メートルずれた位置になります。

💡 対策・解決策を見る▼
座標の測地系を確認し、旧日本測地系の場合は先に世界測地系へ変換してください。本ツールの結果を使う前に、地図上で位置が合っているかを確認するのも有効です。

緯度と経度の順番を逆に入力する

「経度,緯度」の順(GeoJSONや多くのGISデータの形式)と「緯度,経度」の順(一般的な表記)が混在しており、取り違えると日本ではありえない位置になります。

💡 対策・解決策を見る▼
日本国内なら、緯度は約20〜46、経度は約122〜154です。経度が90を超えている値が先にあれば、本ツールは入れ替えを自動で補正して備考に表示します。「経度, 緯度」の並びのデータは、設定で順序を切り替えてください。

UTMの「54S」のSを南半球と誤解する

「54S」の末尾の文字を「南(South)」と読んでしまい、南半球の座標として扱う失敗です。実際には緯度帯を表す文字で、Sは北緯32〜40度の帯(東京など)を指します。

💡 対策・解決策を見る▼
緯度帯は、N以降(N〜X)が北半球、M以前(C〜M)が南半球です。ゾーンだけが書かれたデータでは北半球として計算します(備考に表示)。南半球のデータは緯度帯付きで入力してください。

よくある質問(FAQ)

Q.緯度経度から平面直角座標(X・Y)に変換するにはどうすればよいですか

Q.

A. 「緯度経度」タブに座標を貼り付け、出力したい「系」(1〜19系)を選ぶだけで、X(北方向)・Y(東方向)がメートル単位で表示されます。どの系を使うかわからない場合は、「都道府県から系を選ぶ」から選択してください。たとえば東京都(本土)は第IX系、大阪府は第VI系、北海道の札幌市周辺は第XII系です。複数地点はカンマ区切りや改行区切りでまとめて貼り付けられ、CSVでダウンロードできます。

Q.平面直角座標のXとYは、どちらが南北でどちらが東西ですか

Q.

A. 日本の平面直角座標系では、X軸が南北方向(北が正)、Y軸が東西方向(東が正)です。数学のグラフとは逆の取り決めで、GISソフトや海外の一般的な座標系ではX=東西、Y=南北とすることが多いため、取り違えやすい点に注意してください。本ツールは「入力の並び順」を切り替えることで、X,Y(北,東)とY,X(東,北)のどちらのデータにも対応します。

Q.平面直角座標系は何系を使えばよいのかわかりません

Q.

A. 日本全国は19の座標系(第I系〜第XIX系)に分けられ、都道府県や市町村ごとに適用する系が告示で定められています。本州では東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・福島が第IX系、愛知・岐阜・石川・富山が第VII系、大阪・京都・奈良・和歌山・三重・滋賀・福井が第VI系といった区分です。北海道は第XI・XII・XIII系、沖縄は第XV・XVI・XVII系に分かれます。本ツールの「都道府県から系を選ぶ」や下の一覧表で確認できます。測量成果として使う場合は、国土地理院の告示で適用区域を必ず確認してください。

Q.JGD2011とJGD2000、旧日本測地系(Tokyo Datum)の違いは何ですか

Q.

A. JGD2011は2011年の東北地方太平洋沖地震による地殻変動を反映した日本の現行の測地系で、座標の基準となる楕円体にはGRS80を使います。JGD2000とは、特に東日本で地殻変動の分だけ座標値が異なります。旧日本測地系(Tokyo Datum)はベッセル楕円体を使う古い測地系で、東京付近でJGD2011と数百メートルずれます。本ツールの計算はJGD2011(GRS80楕円体)が前提です。旧日本測地系の座標を入力しても正しい結果にはならないため、先に測地系の変換を行ってください。

Q.UTM座標とMGRSの違いは何ですか

Q.

A. UTMは地球を経度6度ごとの60ゾーンに分け、各ゾーンの中央を基準としたメートル単位の座標(東距・北距)で表す方式です。MGRS(軍事グリッド参照系)はUTMをもとに、ゾーン番号・緯度帯・100kmグリッドの2文字・東距北距の下位桁を並べて1本の文字列で位置を表す方式です。「54SUE8843549293」のように短く書け、桁数を減らすと1km・10km単位の粗い範囲を示せるため、災害対応や登山、無線での位置伝達に使われます。

Q.日本は何番のUTMゾーンですか

Q.

A. 日本はおおむね51〜56ゾーンにまたがります。東京・関東は54ゾーン、大阪・京都・名古屋周辺は53ゾーン、九州・沖縄本島は52ゾーン、北海道の道央は54ゾーン、道東の一部は55ゾーンです。緯度帯は北緯24〜32度がR、32〜40度がS、40〜48度がTなので、東京は「54S」、札幌は「54T」、那覇は「52R」と表記します。

Q.「子午線収差」と「縮尺係数」は何に使いますか

Q.

A. 子午線収差(真北方向角)は、座標系のX軸方向(図上の北)と真北のずれの角度です。測量で観測した方位角を座標系上の方向角に直すときに使います(方向角=方位角−収差)。縮尺係数は、地球上の実際の距離と座標系上の距離の比で、平面直角座標系では原点で0.9999、原点から約90km離れると1.0000、約130kmで1.0001になります。実距離を座標から求めるときの補正に使うため、表示列の「収差・縮尺係数」をオンにして確認できます。

Q.入力した座標が外部に送信されたり、保存されたりすることはありませんか

Q.

A. 一切ありません。当ツールはすべての変換処理をユーザーのブラウザ内だけで実行する完全ローカル処理型です。貼り付けた座標やCSVの内容が外部サーバーへ送信されたりデータベースに保存されたりすることはなく、ページを閉じれば入力内容はメモリ上から消去されます。未公開の測量成果や、位置情報を含む災害対応の資料でも安心してお使いいただけます。

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