形状を選んで寸法を入れるだけで、体積(立米)・ロスを見込んだ発注量・ミキサー車の必要台数・ DIY配合時のセメント袋数を自動計算します。
打設する形状
寸法入力(単位:m)
発注量の目安
ミキサー車の必要台数
2台
4t車(中型)(4.25m³/台)
積載合計・余裕分
8.5m³
余裕 約4m³
建物の構造基礎をご検討の方へ
建物の構造耐力に関わる基礎は、建築基準法上、所定の強度を満たすコンクリートが必要です。自家配合(DIY配合)は強度証明ができないため、構造基礎には使用せず、生コン工場(JIS A 5308適合品)への発注と設計者・工務店の確認を受けてください。
発注条件
見込むロス率
5%発注の丸め単位
依頼する車両
生コンクリートの数量計算とは?発注量・台数・袋数を一度に把握
生コンクリートの発注では、図面上の体積をそのまま伝えるのではなく、型枠からの漏れや床付け面の不陸、配管・配筋まわりの充填ロスを見込んだ「発注量」を工場に伝える必要があります。発注量が少なすぎると打設途中でコンクリートが足りなくなり、 打ち継ぎ目(コールドジョイント)が生じて強度や防水性が低下するリスクがあります。
本ツールは、布基礎(逆T字)・べた基礎や土間(矩形の複数区画)・独立基礎(角柱・円柱)・ブロック塀の基礎という代表的な4つの形状に対応し、寸法を入力するだけで正味の体積(立米)を自動計算します。 さらにロス率を見込んだ発注量、依頼するミキサー車の必要台数、 DIYで自家配合する場合のセメント袋数・砂・砂利の目安量まで、ワンストップで確認できます。
基礎工事や外構工事のプロの職人はもちろん、土間コンクリートの打設に挑戦するDIY愛好家の方にも使いやすいよう、 生コン発注時に使う「呼び強度・スランプ・粗骨材寸法」の意味の解説もあわせて掲載しています。
こんなシーンで便利です
住宅の布基礎・ベタ基礎工事の発注量算出
フーチングと立上りの寸法から布基礎の体積を計算し、ロスを見込んだ発注量とミキサー車の必要台数を事前に把握できます。
駐車場・物置下などの土間コンクリート打設
矩形の区画を複数追加できるため、L字形やコの字形の駐車スペースでも、区画ごとに積算して正確な合計体積を算出できます。
束石・独立基礎やブロック塀の基礎工事
ウッドデッキの束石やカーポートの独立基礎、ブロック塀の控え壁の基礎など、小規模な打設の数量を個数込みで素早く計算できます。
DIYでの土間コンクリート・花壇枠づくり
生コン工場に発注するほどの量ではない小規模なDIY打設で、セメント・砂・砂利を自分で配合する際の必要量の目安を確認できます。
使い方は簡単 5ステップ
- 「布基礎」「土間・べた基礎」「独立基礎」「ブロック塀の基礎」から打設する形状を選びます。
- 各形状の寸法(幅・厚さ・高さ・延長など)を入力します。土間は区画を追加して複雑な形状にも対応できます。
- 見込むロス率(型枠ロス・不陸による余分)を選択します。
- 正味の体積・発注量(ロス込み・丸め単位考慮)・ミキサー車の必要台数が自動表示されます。
- 自分でセメント・砂・砂利を配合する場合は、配合比を選んで必要な袋数・材料量を確認します。
※発注量は選択した丸め単位(0.25/0.5/1立米)に切り上げて表示されるため、生コン工場への発注時にそのまま伝えられる数値になります。
ご利用時の注意点
- 本ツールが示す体積・発注量・台数は、一般的な計算式と実務上の目安に基づく概算です。実際の発注量を保証するものではありません。
- 型枠の精度、地盤の不陸、配筋・配管の量によって必要なロス率は変動します。現場の状況に応じてロス率を調整してください。
- ミキサー車の積載量は代表的な目安です。実際の積載可能量は依頼する生コン工場・運送業者の車両仕様をご確認ください。
- 建築基準法上、建物の構造耐力に関わる基礎のコンクリートには所定の強度が求められます。自家配合(DIY配合)は強度証明ができないため、建物の構造基礎には使用せず、生コン工場(JIS A 5308適合品)への発注を推奨します。
- 完全無料・安全:入力した現場の寸法データは一切送信されない、通信が発生しないブラウザ完結型を採用しています。
ミキサー車(トラックアジテータ)の積載量の目安
依頼する生コン工場・運送業者によって実際の積載可能量は異なりますが、代表的な車両区分の目安は以下の通りです。
| 車両区分 | 積載量の目安 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 2t車(小型) | 約1.75立米 | 狭小地・少量の独立基礎やブロック塀基礎 |
| 4t車(中型) | 約4.25立米 | 一般的な住宅の布基礎・べた基礎・土間 |
| 10t車(大型) | 約6.0立米 | 大規模な土間・まとまった数量の打設 |
【生コン発注時の「呼び強度-スランプ-粗骨材寸法」の見方】
JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)に基づく表記で、例えば「18-8-20」は以下を意味します。
- 呼び強度(18): 設計基準強度に相当する強度区分(N/mm²)。住宅基礎では18〜21程度が使われることが多い目安です。
- スランプ(8): コンクリートの軟らかさ(cm)。数値が大きいほど流動性が高く、打設しやすくなります。
- 粗骨材の最大寸法(20): 砕石の最大粒径(mm)。配筋の間隔が狭い場合は小さい寸法が選ばれます。
※実際に発注する強度・スランプ・粗骨材寸法は、構造計算や設計図書、工務店・生コン工場の指示に従って決定してください。上記は代表的な表記例の解説であり、個別案件の仕様を保証するものではありません。
生コン数量計算の考え方と、発注で失敗しないための実務知識
体積計算の基本公式から、発注量に見込むロスの考え方、DIY配合と生コン発注の使い分けまでを解説します。
体積計算の基本:形状ごとの計算式と根拠
体積計算は幾何学的な公式に基づきます。布基礎は「(フーチング幅×厚さ+立上り幅×高さ)×延長」、土間・べた基礎は「幅×奥行×厚さ」、独立基礎(角柱)は「一辺×一辺×高さ×個数」、独立基礎(円柱)は「円周率×半径²×高さ×個数」で算出します。
これらは中学・高校数学の体積公式そのものであり、特別な法令上の計算式ではありませんが、現場では単位をメートル(m)に統一し、立米(m³)で算出することが実務上の基本です。
発注量に見込む「ロス」はなぜ必要か
生コンは一度打設を始めると、途中で足りなくなっても即座に追加できません。配送に時間がかかる間にコンクリートが固まり始め、打ち継ぎ目(コールドジョイント)が発生すると、強度低下やひび割れ、防水性能の低下につながります。
そのため実務では、型枠からの漏れ出し、床付け面の不陸による余分な充填、配筋・配管まわりの充填ロスを見込み、一般的に5%前後、不陸が大きい現場では8〜10%程度のロスを計算上の体積に上乗せして発注するのが一般的な考え方です。
DIY配合(現場配合)と生コン工場への発注、どちらを選ぶべきか
小規模な土間やブロック塀の控え、花壇の縁など非構造部材・簡易な用途であれば、セメント・砂・砂利をホームセンターで購入し、自分で配合する「DIY配合」でも対応できます。
一方で、建物の構造耐力に関わる基礎は、建築基準法上、所定の強度を満たすコンクリートが必要であり、強度証明のできないDIY配合では対応できません。構造基礎は必ずJIS A 5308に適合したレディーミクストコンクリート(生コン工場発注)を使用し、設計者・工務店の確認を受けてください。
ミキサー車の台数と待機時間の考え方
1回の打設でミキサー車が複数台必要になる場合、前の車の荷下ろしが完了してから次の車が到着するまでの時間差によって、先に打ったコンクリートが半分固まり始め、打ち継ぎ目の弱点が生じることがあります。
発注量が多く複数台が必要な現場では、工場・運送業者と事前に到着間隔の調整を相談し、連続して打設できる体制を整えることが、品質を安定させる実務上のポイントです。
よくある失敗と対策
ロスを見込まずに計算上の正味体積のまま発注し、打設中にコンクリートが不足する
図面通りの体積をそのまま生コン工場に発注してしまい、型枠からの漏れや床付け面の不陸による充填ロスを考慮しなかったため、打設の終盤でコンクリートが足りなくなる失敗です。追加の生コンが到着するまでに先行部分が固まり始め、打ち継ぎ目の弱点(コールドジョイント)が生じます。
💡 対策・解決策を見る▼
ミキサー車の到着間隔を調整せず、打ち継ぎ目の弱点を作ってしまう
複数台のミキサー車が必要な規模の打設で、各車両の到着間隔を工場・運送業者と事前に調整しなかったため、先に打ったコンクリートが固まり始めてから次の車が到着し、意図しない打ち継ぎ目が生じて強度・防水性が低下する失敗です。
💡 対策・解決策を見る▼
建物の構造基礎にDIY配合(現場配合)のコンクリートを使用してしまう
費用を抑えるために、建築確認を要する建物の構造基礎にまで、強度証明のできない自家配合のコンクリートを使用してしまい、建築基準法上求められる強度を満たせない、または検査で指摘を受ける失敗です。
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複雑な形状の土間を単純な矩形1つとして計算し、体積を過小評価する
L字形やコの字形の駐車スペース・土間を、単純に「全体の幅×奥行」という大きな矩形1つで計算してしまい、実際には存在しない部分まで体積に含めて過大発注になる、または逆に複雑な出っ張り部分を見落として過少発注になる失敗です。
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生コン発注時に呼び強度・スランプ・粗骨材寸法を正確に伝えず、現場で打設しにくいコンクリートが届く
「普通のコンクリートでお願いします」のように曖昧な伝え方で発注してしまい、設計図書で指定された呼び強度と異なる、またはスランプが低すぎて配筋の隙間に充填しにくいコンクリートが納品される失敗です。
💡 対策・解決策を見る▼
よくある質問(FAQ)
Q.生コンの発注量には、計算した体積にどれくらいロスを見込めばいいですか
A. 現場では型枠からのわずかな漏れ出しや、床付け面(地面)の不陸(凹凸)による余分な充填、配管・配筋まわりの充填不足を避けるための余裕分として、一般的に5%前後のロスを見込むことが多いです。不陸が大きい土間や、型枠精度が出にくい現場では8〜10%程度を見込むケースもあります。本ツールではロス率をプリセットまたは任意の数値で調整できます。
Q.生コン工場への発注は0.25立米単位ですか、それとも1立米単位ですか
A. 工場によって異なりますが、0.25立米(m³)刻みで注文を受け付ける工場が一般的です。ただし工場ごとに最低発注量(0.5立米や1立米など)が設定されている場合があるため、実際の発注前には必ず依頼予定の生コン工場に最低ロット数量を確認してください。本ツールでは発注の丸め単位を0.25/0.5/1立米から選択できます。
Q.ミキサー車(トラックアジテータ)1台あたり何立米積めますか
A. 車両の大きさによって異なりますが、代表的な目安として2t車(小型)は約1.75立米、4t車(中型)は約4.25立米、10t車(大型)は約6.0立米とされています。これはあくまで一般的な目安であり、実際の積載可能量は依頼する生コン工場・運送業者の車両仕様によって前後します。本ツールでは車種を選択すると必要な台数を自動計算します。
Q.布基礎の体積はどのように計算すればよいですか
A. 一般的な布基礎は、底部の「フーチング」と、その上に乗る「立上り」の2つの直方体を組み合わせた形状です。体積は「(フーチングの幅×厚さ+立上りの幅×高さ)×基礎の延長(周長)」で計算できます。本ツールはフーチングと立上りの寸法をそれぞれ入力するだけで、この計算を自動で行います。
Q.L字形やコの字形の土間でも計算できますか
A. はい、できます。本ツールの土間・べた基礎モードでは、矩形の区画を複数追加して合計する機能を搭載しています。L字形やコの字形の土間であれば、長方形に分割してそれぞれの寸法(幅・奥行・厚さ)を入力し、区画を追加していくことで、複雑な形状でも正確な合計体積を算出できます。
Q.DIYでセメント・砂・砂利を自分で配合する場合、建物の基礎に使っても問題ありませんか
A. 注意が必要です。建築基準法上、建物の構造耐力に関わる基礎のコンクリートは、所定の強度(呼び強度等)を満たすことが求められます。現場で目分量に近い配合をする自家配合(DIY配合)は強度証明ができないため、建築確認申請を要する建物の基礎には使用できない、または設計者・工務店の確認が必須となる場合がほとんどです。土間や物置の土台、ブロック塀の控え、ガーデニングなど非構造部材・簡易な用途にとどめ、建物の構造基礎は生コン工場(JIS A 5308適合品)へ発注することを強くおすすめします。
Q.生コンを発注する際の「18-8-20」のような表記は何を意味しますか
A. JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)の呼び方で、左から「呼び強度(N/mm²)」「スランプ(cm、コンクリートの軟らかさ)」「粗骨材の最大寸法(mm)」を表します。「18-8-20」であれば、呼び強度18N/mm²、スランプ8cm、粗骨材最大寸法20mmという意味です。基礎や土間など用途によって適切な呼び強度・スランプは異なるため、発注時は図面や工務店・設計者の指示に従って正確に伝えてください。
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このツールをより鋭く。
「こんな機能が欲しい」「ここを直してほしい」といったご意見や、新しいツールのリクエストを募集しています。エンジニアが直接目を通し、開発の参考にさせていただきます。